「豊かさ」の逆説
バーキット博士は、南アフリカの農村で白人と現地人の治療活動に携わった経験をもとに、
「高度に精製された食品、つまり食物繊維の少ない食品の摂取量が多いと大腸ガンの発生率が高まるレと指摘。
世界の医学界に衝撃を与えました。
この研究が発端になって食物繊維への関心は飛躍的に高まり、翌72年には東アフリカで30年間、医療活動に当たっていたトロウェル博士(イギリス王立医学会議)が食物繊維の定義づけを行ないました。
そして、「食物繊維」という新しい概念が登場することになったのです。
食物繊維が注目された背景には、西欧先進国の病気事情があります。
動脈硬化、糖尿病、大腸ガン、胆石、腸憩室症、便秘……。
西欧先進国は"病気先進国"でもあったのです。